科目の ねらい |
量子力学は,20世紀初頭に多くの物理学者の努力によって完成された 学問である.その適用範囲は広大であり,医療系でもMRIなどで 使用されている. この講義では,スピン系を題材にとって量子力学の概念を構築して いきたい.最終目標は,MRIの原理を理解することである. 毎回の講義では,前期に学習した数学2の線型代数の知識が 必要となるので,量子力学と線型代数の双方を味わってほしい. |
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教科書 | なし. |
参考書 | なし. |
学生への メッセージ |
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です. |
回数 | 日程 | 授業項目 | 授業内容 | 演習問題 | 備考 |
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1 | 09/27 | 基礎的概念 | シュテルン・ゲルラッハの実験 | 量子力学No.0 量子力学No.1 |
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2 | 10/11 | 連続シュテルン・ゲルラッハの実験 | 量子力学No.2 | ||
3 | 10/18 | パウリ行列 | 量子力学No.3 | ||
4 | 10/25 | 測定,不確定性原理 | 量子力学No.4 | ||
5 | 11/01 | 回転 | スピン1/2系の回転 | 量子力学No.5 | |
6 | 11/08 | z軸のまわりの回転 | 量子力学No.6 | ||
7 | 11/15 | y軸のまわりの回転 x軸まわりの回転 |
量子力学No.7 量子力学No.8 |
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8 | 11/22 | 任意の回転,オイラー角 | 量子力学No.9 | ||
9 | 11/29 | 時間発展 | シュレディンガー方程式 | 量子力学No.10 | |
10 | 12/06 | スピンの歳差運動(1) | 量子力学No.11 | ||
11 | 12/13 | スピンの歳差運動(2) | 量子力学No.12 | ||
12 | 12/20 | ブロッホ方程式を解く | 量子力学No.13 | ||
13 | 01/10 | 緩和の導入 | 量子力学No.14 | ||
14 | 01/17 | 回転波近似 | 量子力学No.15 | ||
15 | 01/24 | 回転波近似と緩和 | 量子力学No.16 | ||
16 | 02/07 | まとめとレポート提出 |