2016年度後期 科学哲学

科目の
ねらい

 量子力学は,20世紀初頭に多くの物理学者の努力によって完成された 学問である.その適用範囲は広大であり,医療系でもMRIなどで 使用されている.

 この講義では,スピン系を題材にとって量子力学の概念を構築して いきたい.最終目標は,MRIの原理を理解することである.

 毎回の講義では,前期に学習した数学2の線型代数の知識が 必要となるので,量子力学と線型代数の双方を味わってほしい.

教科書 なし.
参考書 なし.
学生への
メッセージ
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です.
回数日程 授業項目 授業内容 演習問題 備考
109/27 基礎的概念 シュテルン・ゲルラッハの実験 量子力学No.0
量子力学No.1
 
210/11 連続シュテルン・ゲルラッハの実験 量子力学No.2  
310/18 パウリ行列 量子力学No.3  
410/25 測定,不確定性原理 量子力学No.4  
511/01 回転 スピン1/2系の回転 量子力学No.5  
611/08 z軸のまわりの回転 量子力学No.6  
711/15 y軸のまわりの回転
x軸まわりの回転
量子力学No.7
量子力学No.8
 
811/22 任意の回転,オイラー角 量子力学No.9  
911/29 時間発展 シュレディンガー方程式 量子力学No.10  
1012/06 スピンの歳差運動(1) 量子力学No.11  
1112/13 スピンの歳差運動(2) 量子力学No.12  
1212/20 ブロッホ方程式を解く 量子力学No.13  
1301/10 緩和の導入 量子力学No.14  
1401/17 回転波近似 量子力学No.15  
1501/24 回転波近似と緩和 量子力学No.16  
1602/07 まとめとレポート提出    

演習問題の解答と全体の構成を知りたい方は こちらへ。