物理学実験のレポート

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参考図書

良いレポートの書き方を教えてくれる本がいくつもありますが, ここでは次の3冊を紹介したいと思います。
木下是雄『レポートの組み立て方』 (ちくま学芸文庫)
レポートの役割の記述から始まるこの本は,文章の書き方や事実と意見の区別 など,示唆に富む記述で満載である。文系・理系をとわず必読の書であると 思います。
木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書)
同じ著者による理系のための本です。後半は発表技術にも言及され, 少し古いところもありますが,大学院を目指す学生にはお薦めの 本です。
小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』 (講談社現代新書)
卒業論文を書くことが目的となっていますが,インターネットを使った文献の 検索など,新しい内容が盛り込まれています。

レポート

実験のレポートには,以下の内容が含まれる。 これらを綴じてレポートにするわけであるが, 綴じる順番も大切である。
レポートの項目 中身
1 表題 実験項目
2 目的  
3 原理  
4 装置 実験で使う道具を書いておく。
5 方法 実験方法を書く。
6 データ 実験の結果,得られるもの。
7 グラフ データがあって,初めて描ける。
8 解析
(物理量)
データやグラフがあって,初めて読み取れる。
計算式も残そう。単位は何だろう?
9 結果 実験の目的に対応して,データやグラフからわかる事を, 言葉だけで書いてみよう。
10 考察 上の結果は何故そうなったのかを, 調べた事や考えた事を書こう。
11 参考文献 レポートを書くときに参考にした書籍を書こう。
インターネットを使って調べたときは,URLも書こう。
12 感想 実験中やレポートを書くときに気づいた事があれば, 書き留めておこう。