静力学・質点の動力学

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本書では,静力学(質点,剛体,流体)と動力学(質点)を議論しました。 静力学はニュートン力学に先立って長い歴史を持ち,そのものがまとまった 体系を持っているので,ニュートン力学を学ぶ前にそれ単独で学ぶ価値が あると思います。

日本の教育課程では,静力学の内容は小学校理科から教えられています。 中学校理科や高校物理でもあり,それらをバラバラの時期に学びます。 本書第I部では,それらをひとまとめに議論しようと思います。 相互の関連も理解していただければと思います。

本書第II部は,質点の動力学を学びます。高校物理と違って,微分・積分を 使いながら議論していきます。できるだけわかり易くするために, 運動を一次元に制限したものを主に扱っています。 また,『蛙飛び法』を使って運動を解析し,のちに微分方程式を解くという 順番に構成しています。

本来,動力学としては,質点の後に質点系と剛体の力学を学ぶ必要があります。 それらは別巻にしたいと思います。

静力学・質点の動力学 初版2022年4月1日

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