科目の ねらい |
熱力学は古典物理学の一つで,すでに完成された理論である. マクロな状態量のみで記述するという独特な体系を持っている. 現在では原子・分子から物質が構成されていることから,ミクロな観点から 熱現象を理解するのが主流である. しかしながら,熱力学の持つ体系は,相対論や量子論が出現したときにも 体系が揺らぐことなく極めて正確な理論として存在する. また,その化学反応に対する適用により,反応の進む方向を示すことができた. 毎回の講義では,演習問題を行う.演習問題を解くことによって 理解を深めてほしい. |
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教科書 | なし. |
参考書 | なし. |
学生への メッセージ |
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です. |
回数 | 日程 | 授業項目 | 授業内容 | 講義ノート 演習問題 |
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1 | 09/13 | 第0法則 | 比熱 | 熱力学No.1 |
2 | 09/27 | 潜熱 | 熱力学No.2 | |
3 | 10/11 | 状態方程式 | 熱力学No.3 | |
4 | 10/18 | 第1法則 | 熱,仕事,エネルギー | 熱力学No.4 |
5 | 10/25 | 生成エンタルピー,熱化学方程式 | 熱力学No.5 | |
6 | 11/01 | 理想気体の第1法則 | 熱力学No.6 | |
7 | 11/08 | 熱機関とその効率 | 熱力学No.7 | |
8 | 11/15 | 第2法則 第3法則 |
第2法則,絶対温度 | 熱力学No.8 |
9 | 11/22 | 第2法則の定式化 | 熱力学No.9 | |
10 | 11/29 | エントロピー | 熱力学No.10 | |
11 | 12/06 | 熱力学諸関数 | 熱力学No.11 | |
12 | 12/13 | 熱力学の適用 | ジュール―トムソン効果 | 熱力学No.12 |
13 | 12/20 | クラペイロンの式,飽和水蒸気 | 熱力学No.13 | |
14 | 01/10 | 不可逆過程 | カルノーの第2定理 | 熱力学No.14 |
15 | 01/17 | 自由エネルギー,化学反応 | 熱力学No.15 | |
16 | 01/24 | 浸透圧 | 熱力学No.16 | |
17 | 気体分子運動論 | ボルツマン分布 | 熱力学No.17 | |
18 | 平均値 | 熱力学No.18 |