2014年度後期 科学哲学

科目の
ねらい

 量子力学は,20世紀初頭に多くの物理学者の努力によって完成された 学問である.その適用範囲は広大であり,医療系でもMRIなどで 使用されている.

 この講義では,スピン系を題材にとって量子力学の概念を構築して いきたい.最終目標は,MRIの原理を理解することである.

 毎回の講義では,同時進行している数学2の線型代数の知識が 必要となるので,量子力学と線型代数の双方を味わってほしい.

教科書 なし.
参考書 なし.
学生への
メッセージ
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です.
回数日程 授業項目 授業内容 演習問題 備考
109/30 基礎的概念 シュテルン・ゲルラッハの実験 量子力学 No.0
量子力学 No.1
 
210/07 連続シュテルン・ゲルラッハの実験 量子力学 No.2  
310/14 パウリ行列 量子力学 No.3  
410/21 測定,不確定性原理 量子力学 No.4  
510/28 回転 スピン1/2系の回転 量子力学 No.5  
611/04 z軸のまわりの回転 量子力学 No.6  
711/11 y軸のまわりの回転
x軸まわりの回転
量子力学 No.7
量子力学 No.8
 
811/18 任意の回転,オイラー角 量子力学 No.9  
911/25 時間発展 シュレディンガー方程式 量子力学 No.10  
1012/02 スピンの歳差運動(1) 量子力学 No.11  
1112/09 スピンの歳差運動(2) 量子力学 No.12  
1212/16 休講    
1301/13 ブロッホ方程式を解く 量子力学 No.13  
1401/20 緩和の導入 量子力学 No.14  
1501/27 回転波近似 量子力学 No.15  
1602/03 回転波近似と緩和 量子力学 No.16  

全体の構成を知りたい方は こちらへ。