科目の ねらい |
自然科学の方法は,実験・観察から現象にあてはまる法則性を発見・演繹 することによって発達してきた.自然科学の中でも『力学』は,現象の捕え方 や数学による表現が最も早く確立された分野である. 毎回の講義では,演示実験とその実験データにもとづき,データ解析を通して 自然科学の方法を理解することを主眼とする.ここでは題材を物理学にとっては いるが,物理学そのものよりも,データの扱い方やそこから法則性を導き出すこと を通して,自然科学の方法を理解してほしい.こういった講義は,将来にわたって 有用だと思う. さらに,毎回の講義では,演習問題を行う.演習によって講義内容の理解を 深めてほしい. |
---|---|
教科書 | 金原粲ほか『これだけはおさえたい 理工系の基礎数学』(実教出版) |
参考書 | 赤野松太郎ほか『医歯系の物理学』(東京教学社) |
学生への メッセージ |
どしどし質問してください.学生の質問が,講義の宝です. |
回数 | 日程 | 授業項目 | 授業内容 | 演習問題 |
---|---|---|---|---|
1 | A(4/14) B(4/12) |
国際単位系 | 国際単位系の定義を理解する. 組立単位を理解する. |
No.1 |
2 | A(4/21) B(4/19) |
運動の表わし方 | 平均の速さを計算する.位置と速さの関係を知る. | No.2 |
3 | A(4/28) B(4/26) |
位置,速さ,加速度 | 運動学と微積分の関係を学ぶ. | No.3 |
4 | A(5/12) B(5/10) |
加速度と力 | 加速度と力の関係を学ぶ. | No.4 |
5 | A(5/19) B(5/17) |
加速度と質量 | 加速度と質量の関係を学ぶ. | No.5 |
6 | A(5/26) B(5/24) |
Newtonの運動方程式 | 運動方程式の成り立ちを知る. | No.6 |
7 | A(6/2) B(5/31) |
運動方程式を解く(1) | 運動方程式のしくみ 落下運動 |
No.7 |
8 | A(6/9) B(6/7) |
運動方程式を解く(2) | 摩擦のある落体の運動 | No.8 |
9 | A(6/16) B(6/14) |
運動方程式を解く(3) | 放物運動 | No.9 |
10 | A(6/23) B(6/21) |
運動方程式を解く(4) | 惑星の運動 | No.10 |
11 | A(6/30) B(6/28) |
運動方程式を解く(5) | 振動運動 | No.11 |
12 | A(7/7) B(7/5) |
仕事 | 仕事の定義を理解する. | No.12 |
13 | A(7/14) B(7/12) |
力学的エネルギーと保存則, 及びエネルギー積分 |
力学的エネルギーとエネルギー保存則を理解する. | No.13-1 No.13-2 |
14 | AB(7/19) | 前期試験 | 試験範囲は第13回講義内で連絡する. | - |
15 | 夏休みの宿題 | WebClassへ | 補充 | 補充学習 | 再テストは9/26(月)。関数電卓のみ持ち込み可。 | 補充学習プリント |