2008年度後期 基礎物理学
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一般目標
(GIO)

自然科学の方法は,実験・観察から現象にあてはまる法則性を発見・演繹 することによって発達してきた.自然科学の中で『力学』の次に勃興したのは 『電磁気学』である.

毎回の講義では,演示実験とその実験データにもとづき,データ解析を通して 自然科学の方法を理解することを主眼とする.ここでは題材を物理学にとっては いるが,物理学そのものよりも,データの扱い方やそこから法則性を導き出すこと を通して,自然科学の方法を理解してほしい.こういった講義は,将来にわたって 有用だと思う.

さらに,毎回の講義では,演習問題を行う。演習によって講義内容の理解を 深めてほしい.

参考書 赤野松太郎ほか『医歯系の物理学』(東京教学社)
学生への
メッセージ
講義中でも,講義外でも,どしどし質問してください.学生の 質問が,講義の宝です.質問は,e-mailや掲示板でも受け付けます.
回数日程 授業項目 授業内容 演習問題
110/2 静電気と電子 電気の荷い手 電磁気学 No.1
210/9 クーロンの法則 クーロンの実験と逆2乗則 電磁気学 No.2
310/16 静電場と電気力線   電磁気学 No.3
410/23 電位と電位差   電磁気学 No.4
510/30 コンデンサー   電磁気学 No.5
611/6 電場のエネルギー,静電場のまとめ   電磁気学 No.6
711/13 オームの法則   電磁気学 No.7
811/20 直流回路   電磁気学 No.8
911/27 ジュール熱   電磁気学 No.9
1012/4 電流の作る磁場   電磁気学 No.10
1112/11 休講    
1212/18 電流が磁場から受ける力   電磁気学 No.11
131/15 ローレンツ力,静磁場のまとめ   電磁気学 No.12
141/22 電磁誘導   電磁気学 No.13
151/29 インダクタンス,変圧器   電磁気学 No.14